
はじめて活きガニを購入した場合や、お歳暮などのギフトで姿蟹をもらったりして、
かにをさばかなければならなくなったとき、みなさんは上手にさばけていますか?
かには普段から食するものではないですし、なかなか上手にさばくのって難しいですよね。特に、はじめての方は苦戦してしまうことが多いのではないでしょうか。
ですが、さばき方を身に付けなくては、せっかく高級なカニをいただいても美味しい料理を作ることはできなくなってしまいます。
そこで今回は、かにを簡単にさばける方法を、動画付きで詳しくご説明したいと思います。
最初は難しく感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえば、
これから先どんどん料理のレパートリーも増えていくと思いますよ。
それでは、かにをさばく際の注意とともに正しいさばき方についての説明をご覧ください。
《 下準備 》
まず、かにをさばく前に下準備をしてから取り掛かります。
活きているカニの場合は、ジタバタと暴れたりハサミの部分で
攻撃してくる可能性が高いので、怪我を防ぐために軍手をはめましょう。
※活きていない姿蟹でも、表面が刺々しく角が刺さる場合もあるので注意が必要です。
軍手をはめたら、新聞紙もしくはビニール製のシートを敷いてください。
※汁がこぼれたときに、汚れるのを軽減させられます。
そして、かにをさばくために必要な包丁・まな板はもちろんのこと、
カニバサミ・鍋・盛り付け用の皿・ザル・ボウルを予め用意しておくと良いでしょう。
下準備を済ませたら、次はかにをさばく作業に移ります。
《 かにのさばき方~包丁編~ 》
1. かにの甲羅を下にして、お腹の真ん中から切り込みを入れます。
このとき、殻まで貫通させないよう気を付けながら切りましょう。
2. 脚とともに、エラや身が付いたお腹(ふんどし部分)を甲羅から引き離します。
腹部の間接はそのままの状態で、脚とハサミを切り落とします。
3. 尖った脚(先端)部分を掴みながら、白色の殻が柔らかいほうを削いでいきます。
4. 身を出す際に、脚は尖った部分がついたまま水にさらして、さばく作業は終わりです。
《 カニバサミ編(動画付き) 》
カニバサミの場合は、脚の付け根部分から脚を切り落として、ふんどし部分を切り開きます。
ハサミを差し込みながら甲羅を剥がしていくとエラが出てくるので、エラはすべて切断してください。
あとは、柔らかい殻(白色の部分)から切り込みを入れて、身を取り出したら完了です。
※活きガニの他に、ボイル(茹でられた状態の姿ガニ)の場合でも、さばき方はまったく変わりません。
このさばき方を自分のものにして、タラバ・ズワイ・毛蟹など、それぞれ違った味を
堪能するのもありかもしれませんね。