これは知らない方が多いかもしれませんが、かにの種類に関係なく、
ある部分を見れば誰でも簡単に性別を見分けられる方法があります。
そのある部分とは、ふんどし(腹部)のことを指しているのですが、
オスとメスの形を比較してみればすぐにわかることができます。
それはなぜかというと、オスとメスはそれぞれ違った形をしているため、
形によって性別がどちらに当てはまるのか判断できるからです。
オスはおむすびのような三角形をしていて、メスは分度器に似た
半円のような形をしています。
しかし、なぜオスとメスのふんどし(腹部)は、それぞれ違った形をしているのか?
少し気になるところですよね。
オスの形に関してはちょっとわからなかったのですが、メスの場合はいつしか卵を身籠り、
それを包み込むように守りながら育てるため、丸い形をしているそうです。
身に関しては、オスのほうがギッシリ詰まっていて美味しいと大半の方は言いますが、
メスは卵が何より魅力的で珍味とも言われています。
購入する際に、どちらがオス・メスなのかをしっかり見分けられるよう、
ふんどし(腹部)に注目してみてくださいね。
《 内子と外子って何? 》
そもそも内子と外子はメスが身籠っている卵のことなのですが、
内子は甲羅の中にある卵巣を指していて、外子はふんどし(腹部)
に付いている受精卵のことを言います。
内子は鮮やかな赤色をしていて、キラキラと輝いて見えることから
別名「赤いダイヤ」とも呼ばれているそうです。
また、一般的に食される食べ方については、内子の場合、醤油や塩で漬けたり、
茹でることでも美味しく食べられると言われています。
外子は醤油漬けの他に、マヨネーズや酢醤油を外子と混ぜ合わせて
召し上がる方法もあります。
ドレッシングにするとは意外な発想ですが、地元の方やカニ通の間では
当たり前な食べ方で、絶妙な味だそうですよ。
食べ方に困ったときは、ぜひこの調理法を参考にして、
どんな味がするのかを確かめてみてくださいね。